15時のおやつのお供には、定番のコーヒーや紅茶を楽しむ方も多いでしょう。
これらに含まれているカフェインには、覚醒作用と利尿作用があり、その効果は3.5~5時間持続するといわれています。
効果として、覚醒のほか、眠気を覚ます、思考の回転が速くなる、強心作用(心拍数の増加、血圧上昇)、利尿作用がありますが、この二つの働きが、睡眠障害の原因になっているかもしれません。
16時以降は「レモンバーム」のハーブティーを
21時の就寝を目安に、5時間前の16時には、いつものコーヒーや紅茶の代わりに、ノンカフェインのハーブティーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
まだ残暑が厳しいこの時期のハーブティーは、やさしいレモンの香りが魅力の「レモンバーム」がおすすめ。
レモンバームはメディカルハーブとしても位置づけられるハーブであり、その機能は、精神の高ぶりを鎮めたり、頭痛や腹痛などをやわらげたり、さらには抗アレルギーや抗菌、抗ウイルス、抗酸化、抗うつ、そして美容面へのはたらきなど多岐にわたります。
【ホットでの楽しみ方】
レモンバームの生葉5〜6枚、あるいは乾燥した葉小さじ1に、熱湯カップ1を注ぎ、3〜5分間蒸らしてからこします。
お好みでハチミツなどの甘味を加えてもOK。ミントを添えるとさわやかさが引き立ちます。1日数回、ゆっくり楽しみましょう。
【アイスでの楽しみ方】
大きなピッチャーかボウルに、乾燥したレモンバームの葉を小さじ1、乾燥ペパーミント小さじ1、カモミールの花小さじ1を入れ、熱湯4カップを注いで攪拌します。10分間蒸らしてからこして、清潔なピッチャーに移しましょう。
最後に蜂蜜大さじ1と氷1〜2カップを加えれば、暑い日に最適な飲みものに。
最後に
レモンの香りのマイルドな味わいが素敵なレモンバームのハーブティー。
睡眠の導入をスムーズにするためにも、ふだんの暮らしのちょっとした隙間に取り入れてみてはいかがでしょうか。